●死のビジネス?
皆さんは死にまつわる商売・ビジネスというと何を思い出されますか?
「病院」「介護関係」「葬儀屋さん」「お寺さん」「保険屋さん」くらいなものでしょうか・・・。
たった5つくらいの分野で「ご自分らしい終末期」に応えてくれるというのは無理が出てきているように思えます。
特に団塊の世代の方を考えた場合、高度成長期を担ってこられて戦後の遊びも覚えていらっしゃいますので、ご老人のスポーツとして伝統?のあるゲートボールを団塊の世代の方が行うとは思えません。飛ばなくてもゴルフをするでしょうし、お友達と旅行などの趣味を楽しむことでしょう。これからもっと「自分らしく死にたい」という『欲求』が強くなっていくことと思われます。
「自分らしく」とか「こだわりの」という欲求と同時に、家族や周りに『迷惑をかけたくない』という欲求も見逃せません。でも、終末期においてはこれらの欲求の受け皿って少なすぎますよね。
終末期に関するNPOや市民団体が存在しますが、ボランティアでは「頼みづらい・頼まれづらい」ところがあります。私も社会福祉協議会に登録したり、個人でボランティアをしたりしてきて、「ボランティアだからここまでお願いできないわね。」という言葉を聞き「ボランティアがここまでやる必要があるのか?」という言葉を現場で聞くと、奉仕する人や分野で温度差があまりに違いすぎると感じたものです。
●サービス業としての視点
そこで、「お金を払ったらやってくれるかも」という可能性とわかりやすさを受け皿とする『良質なサービス業』として何かできることはないかと考えるようになったのです。
「亡くなる前の欲求をかなえて差し上げたい、そうすることでご本人が安らかに(ポックリと)生を閉じることができるのではないだろうか?」
そう考え、死ぬ前の欲求について色々研究し始めたのです。死生学との出会いはその頃でした。死生学という学問があったこと自体知らなかったのですが、今では「ご自分に当てはめやすい簡単な死生学」として『実践死生学』という分野を独自に確立しております。
●死ぬ前の欲求とは?
死ぬ前の欲求をよくよく分析していきますと、一つの大きなキーワードと出会うことができました。
それは「自己表現」をしたいという欲求です。
「わしゃ〜な!若い頃は・・・。」「あの時は良かったわよ〜、あなた覚えている?・・・。」などご自分のことや思い出話を話したいご老人の方をよくお見受けします。
自分の人生はなんだったのか、また、後世に対してどのような存在でいたいのかなど、ご自分を知り、表現する「自己表現」の欲求こそ、やり残していると感じている方が多いのではないでしょうか?
「死ぬ前に○○したい」と周りに言った途端、「死なんて言わないでよ、縁起でもない!」とタブー視されてしまい、ご自分らしい終末期を送れず、また、ご自分らしい自己表現ができずに亡くなられる現状が多いように思われます。
●エンディングプランのビジネスモデル誕生
そこで、死ぬ前の欲求を自己表現していただくキッカケを得るためのステップを第一ステップとしてビジネスモデルを考えていきました。
やがて、死ぬ前の欲求をかなえたらそれをセレモニーで発表するという第二ステップができ核となり、そして遺言や相続、病院、葬儀などの実務的なこともお手伝いできればという第三ステップを合わせて一連のプランが生まれていったのでした。
流れ的に例えば、死ぬ前に行きたかった場所や言いたかった言葉などを遂げるお手伝いをして差し上げて、その時の映像を元に、まさに結婚式のようなご本人が主人公のセレモニーを行なうのです。
「死ぬ前にこんなことをしてきたんだよ。おじいちゃんの人生ってこうだったんだよ。」と映像と共に親戚一同にまで語りかけ、娘からは感謝の手紙の朗読、孫の出し物などで会場は泣き笑いの渦。
相続問題で泥沼にならないようにあらかじめセレモニーで遺言書を発表してもいいですし、葬儀や眠る場所までご本人が最後まで仕切ることができるので、「家族には迷惑をかけたくない」という欲求をかなえることにつながっていくのです。みんなの前で発表する(セレモニーとする)というところがポイントです。
「あなたに頼んでおけばいつでも安らかに死ねそうです」と、タブーを超えて言っていただけるような顧客満足度の高い一元化したサービスをご提供できることを目指しています。(サービス業からホスピタル業へ!)
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長文をお読みいただきありがとうございました。
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